−菊丸の冒険−

その手につかまって泉から陸へと上がり、周囲を見渡してみると生い茂った木々に囲まれています。

「ここ、どこ?」

泳いできた距離的には、さほど青学から離れていないはずなのに、まったく異質な空間が広がっているではありませんか。

「どこかは判らん。だが進んでみる価値はあるだろう」

大石の背後から現われた手塚が言います。よく辺りを見渡すと、そこには河村と乾もいました。

「聞いてくれよ英二、乾が酷いんだ。魚を1匹持ってきてくれって言うから連れてきたら、いきなり水中に放しちゃうんだから」

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