−菊丸の冒険−
しばらく彷徨いましたが、出口につきそうな気配もありません。
進めば進むほど、入り組んだ場所にでてしまい、もはや自分たちがどこにいるのかさえ判らなくなってしまいました。
「あっ」
リョーマが嬉しそうな声をあげたので、そっちをみると
「ねこじゃらし?」
ぽわぽわした雑草が茂っている場所を見つけたリョーマが、そっと草を摘んでいるではありませんか。
「カルピンが喜ぶから」
「そんなことやってる場合じゃないだろ」
一緒に摘んでいく。
もういい。一人で行く。
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