−菊丸の冒険−
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「じゃあ先輩に任せるっす」 珍しく素直なリョーマの態度に気をよくして、菊丸は意気揚々と再び歩き始めました。 道は複雑で、すぐに怪しげなところに出てしまいます。引き返そうとした菊丸は青褪めました。 「な、ない! 目印にばら撒きながら歩いてきたものが無くなってる!!」 「えっ。何を撒いてきたんすか」 菊丸は堂々とポケットから、お菓子の包みを取り出しました。封は開けられていて、中身は少し減っているように見えます。 「・・・菊丸先輩」 おそらく、お菓子の欠片は蟻が持っていってしまったのでしょう。呆れきっているリョーマの視線が痛い。 あきらめよう。 リョーマを待たせて探しに行く。 |
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