−菊丸の冒険−

ゲームオーバー


女の子は、着ていたエプロンドレスのポケットから小瓶を取り出すと、おもむろに蓋を開けました。

中に詰まっているものは虹色の粉です。

綺麗だけれど、どことなく禍々しいものを感じさせる粉に、菊丸はリョーマの手を握って逃げ出そうとしました。

「逃がさないわ。私の猫たち!」

女の子が虹色の粉をふりかけると、風に乗って粉がリョーマと菊丸の頭上から身体を包み込みます。

「にゃーっ!」

どんなミラクルなのか、リョーマと菊丸は猫になってしまいました。

「私の猫が見つかるまで、ずっと一緒にいましょうね」

女の子は猫になってしまった二人を抱いて幸福そうに微笑んだのでした。


ED 12 「にゃんこ」
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