−菊丸の冒険−

ゲームオーバー


『一目惚れとはこのことでしょうね。愛しています。私の妃になって下さい』

王は頬を染めると菊丸の両手を握り締めました。

「嫌だといったら?」

ゴクリ、と咽喉を鳴らして菊丸が問うと、王は質問には答えずに笑いました。

全く邪気というものを感じさせない物腰に、菊丸はふぅっと溜息をつきます。

「どうしてもと望むなら叶えてやってもいいさ。でも、姫と大石は解放するんだぞ」

『もちろん。あなたの悲しむようなことはしません。決して後悔はさせない』

こうして菊丸は王の揺るぎない寵愛に包まれ、水界に君臨することになったのです

ED 20 「水界」
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