−菊丸の冒険−

「逃がした姫が人間に捕獲されて売り払われたと知り、肝が冷えたわい。 無事に見つかって本当によかった。湖や川や海に近寄らなければ姫の身も安全じゃて、これからはわしと2人で暮らせばええ」

『ばあや。私は秀一郎が好きになったの。だから秀一郎も一緒に暮らしてもいいでしょう?』

「えっ。大石を巻き込むの!?」

『いつも私が快適に過ごせるように水温や食事に気を遣ってくれたし、とても大切にしてくれた。私を愛しているはずですわ。だから私の夫に相応しいとは思わなくて?』

姫は菊丸の驚愕など無視したまま、上目遣いで大石を見つめます。大石は返答に困って硬直していました。

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