−菊丸の冒険−

ゲームオーバー


「落ち着いてよタカさん!」

無謀にも菊丸はバーニング中の河村の傍に駆け寄りました。

「ぬわっ!? 危ないぞ菊丸!」

気づいた河村が、振り回していたラケットもどきを、慌てて止めようとしましたが間に合わず

ガツンッ と、乾いた音を立てて菊丸の体躯を弾き飛ばしてしまいました。

「うわーっ大丈夫か!? すまん菊丸、しっかりしてくれ〜」

青褪めた河村が即座にラケットもどきを投げ捨てて、自分が打ち据えて吹っ飛ばした菊丸の元に駆け寄ります。

男泣きせんばかりになっている河村に、菊丸は苦笑いをしながら起き上がりました。

「だいじょーぶい。とっさに受身とって衝撃を和らげたかんね」

反射神経のいい菊丸だからこそ、なんとか無事でした。

それでも恐縮してしまった河村は、どうしてもきちんとした手当てをしたいと言い張り、菊丸は家に強制連行されることになってしまいました。

ED 23 「心配」
戻る