−菊丸の冒険−
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菊丸は覚悟を決めて黒百合の茎を握り締め、指に力を入れます。 黒百合は思ったよりも簡単に菊丸の手の中におさまりました。まるで、そうされることを待ち望んでいたかのように。 手折った途端に祭壇の台部分からカチリと音がして、隙間ができました。 「手を差し入れたら、持ち上げられそうな感じ。えいっ」 祭壇の隙間に手を入れて開閉すると、台座は簡単に持ち上がります。 そして、その中には衣装とメッセージが入れられていました。 【 この先に進みたくば、黒百合を抱いて定められし衣装を身に纏うべし 】 古びた羊皮紙に記された文字に目を通した不二が 「定められし衣装・・・どうやら、これを着なくてはいけないみたいだね」 衣装を取り出してクスッと面白そうに笑います。 次へ |
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