−菊丸の冒険−

ゲームオーバー


その後、どんなに洞窟内を探し回ってみても怪しい場所は無くて、とうとう2人の気力も尽きてしまいました。

「どうやらタイムオーバーみたいだね」

日没まで、あと僅かな時間しか残されていません。不二は天を見上げて深い溜息をつきました。

「残念無念。ちょっと悔しいけど、もう帰ろうっか」

「僕は英二と一緒に、あちこち歩けて楽しかったよ」

不二がそういうと、ほんのりと菊丸の頬が赤みを帯びます。

「俺も、不二と一緒の時間のほうがラケットより大切かも」

黄金のラケットは手に入らなかったけれど、2人にとっては楽しい時間だったので、これで良かったのかもしれません。


ED 10 「2人で帰宅」
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