−菊丸の冒険−

「しょうがないな。少しだけだよ?」

菊丸に甘い不二は、今回も菊丸を甘やかすことにしたようです。

「わーい。不二、ありがと〜」

無邪気に喜ぶ姿を微笑ましく見守っていた不二の目の前で、休憩するべく岩壁に背をついた菊丸が姿を消しました。

「英二っ!?」

驚いて菊丸が消えた壁に触れると、その壁は軽やかに回転して不二を洞窟外へと運びました。

菊丸が背をついた部分の壁は、精巧な隠し扉になっていたのです。

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