−菊丸の冒険−

「お邪魔しまーす」

ノックだけして返事も待たずに菊丸は扉を開けました。部屋の主が振り向いて、びっくりしたようにポカンと口を開きました。

「き、菊丸君! どうして、そんなところから・・・?」

「あーっ! 大和部長!!」

なんと、そこにいたのは青学の元・カリスマ部長でした。

「困りましたね。正規の道をたどって来れなかったのなら、黄金のラケットの意味が無いのですが」

「つまり招待状の主は、あんただったってことっすか」

「おや。君は手塚君が選んだ『次代の柱』ですね。そうですか、菊丸君は、てっきり大石君か不二君を選ぶと思ったのですが・・・うん、いい選択かもしれません」

何を納得しているのか、大和は目を細めて何度も頷いています。

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