−菊丸の冒険−

「おのれ不二周助・・・覚えていなさい!」

観月は悔しそうに叫ぶと、そのまま走り去ってしまいました。

「あ。サエ見っけ〜」

動体視力の優れた菊丸が小枝をヒュンヒュン移動していた影を見咎めて声をかけると

「やぁ。さすが菊丸。見つかっちゃったな」

小枝から軽業師のような身のこなしで地上へと降り立った佐伯が微笑む。

「佐伯? 試合中でもないのに英二をマークするのは、やめてくれないかな」

「いやだなぁ。そんなのは俺の自由じゃないか」

両者とも微笑は崩さないが、背後に渦巻くドス黒い真情が周囲の空気を凍てつかせている。


先に進もうと不二に催促。

2人を仲直りさせる。

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