−菊丸の冒険−

「こりゃタイヘン。逃げるぞ英二!」

大石は魚を入れた袋の口を再び閉ざすと、菊丸を連れて逃げ出しました。

湖の水は、まるで意思を持つ生き物のように大石めがけて襲いかかってきました。

「ダメだ。英二だけでも逃げろ!」

さっきまで菊丸の手を握っていた大石の手が離されます。

「そんなこと出来るわけないだろ!?」

「あの水は俺を狙っているんだ。理由はわからないけど、俺と離れれば英二は助かる。さあ、行くんだ!」

厳しい表情で怒鳴る大石の声に、菊丸の眦に涙が溜まりました。

大石にしがみつく

魚を奪って湖に投げる

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