−菊丸の冒険−

礼を言って体勢を整えようとした菊丸でしたが

「不二、あれ何だと思う?」

普通に歩いていたら気づかなかったであろうものを発見したのです。

菊丸が指差した先にはゴツゴツした岩肌の窪みがあって、そこには縦長の白い石が鎮座していました。

「どうして、こんなものがあるんだろう。ちょっと調べてみようか?」

菊丸の言葉を受けて、少し身体をかがめるようにして石の存在を確認した不二が、小首をかしげて菊丸に問いかけます。

そんな時間はない。先に進まなくちゃ。

気になるから寄り道する。

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