−菊丸の冒険−

陽光で輝いていた水面と違って水中は視界もいい。かなり透明度の高い水質のようでした。

水底に近いところの岩壁に人間1人が通り抜けるには充分な大きさの水路が開けていることも確認できます。

そちらに向かって泳いでいる途中で、スルッと何かが肌を掠めた感触がした。驚いて目を凝らすと、それは綺麗な小魚でした。

大石が飼ってる熱帯魚みたいな色してる

水中なので声には出せないが、驚きと珍しさに思わず菊丸の動きが止まります。

熱帯魚のことは詳しくないが、それでも無類の動物好きの菊丸は魚もそれなりに好きだったのです。

可愛い魚と追いかけっこする。

今は魚より大切な目的がある。

戻る