−菊丸の冒険−
水路を抜けると進める選択肢は上方しかありませんでした。
見上げると、それほど水面は遠くなさそうで、そのまま浮上すると陸には見慣れた先客がいました。
「やあ、英二。君も来たんだね」
にこやかに声をかけて手を差し伸べてくれたのは不二。
その手につかまって泉から陸へと上がり、周囲を見渡してみると生い茂った木々に囲まれています。
「ここ、どこ?」
泳いできた距離的には、さほど青学から離れていないはずなのに、まったく異質な空間が広がっているではありませんか。
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