−菊丸の冒険−

「どこなのかは判らねーな。判らねーよ。けど、なんかワクワクするよな。RPGみたいだぜ」

ありえない現象にも動じずに言ったのは桃城。すっかりこの状況を楽しんでいる桃城を切り捨てるような厳しい口調で海堂が言います。

「馬鹿か。もっと真面目に考えろ」

「なんだと、てめぇ!」

「喧嘩してる場合? 俺は先に行くよ」

小生意気にリョーマが喧嘩中の桃城と海堂を見やる。

でも喧嘩が治まる気配がないと知ると、今度は不二と菊丸の2人に話しかけてきました。

「1人より2人のほうが効率いいから、誰かついてくる?」

「そうだね越前。先に進むならパートナーを選ぶか1人で行くかを決めなきゃ。どうする、英二?」

不二は静かに目を開いて菊丸を見つめます。

開眼が怖いから不二についていく。

おチビちゃんと一緒に行く。

どちらも選べない。

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