−菊丸の冒険−

菊丸はリョーマの手を握って強引に右へと歩き出しました。

「だーめ。おチビちゃん方向音痴なんだから」

先輩様に従いなさい、と言われて『じゃあ聞くなよ』と思いつつもリョーマは渋々頷きました。

結果、菊丸が選んだ道は正しかったようですぐに最初の地点に戻ることが出来たのです。

「おチビ、途中で戻れなくなったら困るから目印を用意していこう」

「そうっすね・・・じゃ、これなんかいいんじゃないっすか?」

リョーマは青いハンカチを細かく裂いて、たくさんの紐リボンを作って見せました。


それにしよう。

あちこちに結ぶの面倒。

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