−菊丸の冒険−

「抜け道があるの。ほら、こっちよ」

森を出て洞窟前に来たところで、女の子は岩壁を軽くトンッと押してみせました。

「あ・・・壁が動く。そうか、回転扉になってるんだ?」

「そうよ。私の親戚が造ったの。すごいでしょ?」

秘密の隠し通路を進んでいくと、今度は木製の扉が見えてきました。

「ここは?」

「私の親戚がいる部屋よ。ここを通らないとラケットの部屋に行けないの」

「えーっ? その人、ここに住んでるの?」

「ううん。今日はイベントがあるんですって。いつもいるわけじゃないわ」

思い切って扉を開ける。

嫌な予感がするから引き返す。

戻る