−菊丸の冒険−
乾の意見を尊重して、洞窟に進むことにしました。
思っていたほど暗くはなくて、空気が湿っているせいか涼しくて快適でした。
「あっ。蝙蝠が飛んでる」
羽音の正体は群れになっている蝙蝠だったのです。
「ふむ。あの蝙蝠の生物学的な名称と生息条件は・・・」
「道が別れてるよ乾。どっちに行く?」
嬉しそうに知識を披露しようとした乾の言葉を遮って、菊丸は前方を指差してみせました。
蝙蝠のいない方向。
蝙蝠がいる方向。
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