−菊丸の冒険−
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「どうかしたのか?」 迷っている菊丸に構わず、海堂は老婆に声をかけてしまいました。 「わしの大事なコートが破れてしもうた。もうどこにも売っていないし、気に入っていたんじゃがのう」 老婆のコートは小枝に引っ掛けでもしたのか、ギザギザに大きく敗れています。 あんまり悲しそうにしているので、菊丸も老婆が可哀相になってきました。 「海堂ならソーイングセット持ってたよね。縫ってあげれば?」 海堂が器用に針と糸を操ってコートを修繕してやると、感激した老婆はお礼に虹色の粉が入った小瓶と白い羽根を取り出しました。 「どちらか1つだけ、あげよう。どっちがいいかね?」 白い羽根。 虹色の小瓶。 |
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