−菊丸の冒険−
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ムッとした菊丸は、大石に擦り寄っている姫を強引に剥がすと 『きゃあっ。何をなさいますの?』 乱暴な扱いなど受けたことがなかったであろう姫が、たいしたダメージもないくせに大袈裟によろめきました。 『何をしている!』 そのとき、空気を震わせるような厳しい声が牢内に響き渡りました。 『姫、お怪我はありませんか?』 『あ・・・あなた様は・・・まさか、王?』 いつの間にか、半魚人の衛兵を引き連れた青年が、牢の前で佇んでいたのです。その青年の麗しげな美貌に、姫は声を失って見惚れています。 王は衛兵に牢を開けさせ、姫を助け起こすと菊丸を見つめました。 姫に謝罪する 王を見つめ返す |
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